感情は「我慢」ではなく「力」に変える

「プロなんだから、感情を出してはいけない」「もっと強くならなければ」。医療・福祉の現場では、こうした言葉が当たり前のように交わされています。けれど、感情を押し殺し続けた先に待っているのは、心のすり減り——バーンアウトです。

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感情は「消すもの」ではない

感情労働とは、本当の気持ちとは別に、相手が安心できる表情や態度をつくる仕事です。大切なのは、感情を消す技術ではなく、感情を「専門性」として使いこなす技術を身につけること。湧き上がる気持ちにフタをするのではなく、その意味に気づき、整え、ケアの力に変えていくことです。

あなたの繊細さは「宝物」

相手のわずかな変化に気づける繊細な感性も、誰かを想う心も、最高のケアを生み出すための大切な資源です。それを「弱さ」として削り取るのではなく、専門性として磨いていく。感情を我慢の対象ではなく力に変えること——それが、長く健やかに働き続けるための第一歩です。

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この記事を書いた人

一般社団法人日本感情労働マネジメント協会 代表理事。約20年にわたり、急性期病院と訪問看護の現場で看護師として従事してきました。マインドワーク®講師として心理学とコミュニケーションの手法を看護・介護の現場に届け、心理的安全性を育てるコミュニケーションカードゲーム「にじつなカード」を開発。「感情労働を、個人の我慢から組織で支える専門性へ」をテーマに、ケア職が健やかに、自分の力を活かして働ける現場づくりに取り組んでいます。

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